銀河鉄道の夜

こだまちゃん　　　となりのこ　　　むかいのこ

一回目にママに読んでもらったとき
カンパネルラとジョバンニっていう名前が面白いなって思った。
あとザネリも。
だって絶対日本人の名前じゃないよね。どこの国の名前なのかしら？

二回目に自分で読んだとき
ジョバンニがかわいそうだと思った。
「かわいそう」という言葉はいい言葉じゃないってむかいのこは言うけれど
ジョバンニはかわいそう。
この話はカンパネルラとジョバンニが最高にロマンチックにグッバイする話。

カンパネルラはいいよ。
ジョバンニに思いを打ち明けることで肩の荷が下りるから。
ジョバンニの中でいつまでも完璧なカンパネルラのままでいられるし。
でもジョバンニは哀しみを持ったまま生きていくしかないでしょ。
大切な友人を失った哀しみはどれほどのものかしら？

きっと絶望よ。

あたしはそんなの嫌。

むかいのこは
「ジョバンニはカンパネルラのいる銀河鉄道に再び乗ることができるように
これからたくさんの努力していくの。」って言う。
それはいろんな形での努力だって。

優しさを持つこと、人の役に立てる術を持つこと・・・エトセトラ　エトセトラ

となりのこはこういうむかいのこの解説を説教くさいって嫌がる。
でも　となりのこも『銀河鉄道の夜』はいい話だって言ってる。

さてさて
なんで銀河鉄道なのかというと
「二人のうちどっちだ」っていうゲームをしたの。

どんなのかっていうと
例えば
「プリンとヨーグルトどっちだ！」って誰かが言うでしょ。
そしたら
となりのこはヨーグルト
あたしとむかいのこはプリン
って決まるわけ。

これは世の中にプリンとヨーグルトしか存在しなかった場合、
どっちになっているかをお互いに決めっこするゲームなの。
納得するとかしないとかの問題ではなくて
直感と勢いでパパパッと決めちゃうのがゲームのコツ。

で
「カンパネルラとジョバンニどっちだ！」

「こだまはカンパネルラだよなぁ。」ってとなりのこはすぐ決めちゃった。
「あなた(となりのこのこと)もそうよ。ジョバンニは私だけ。」って言ったのはむかいのこ。

ということで
となりのこ・・・カンパネルラ
むかいのこ・・・ジョバンニ
あたし・・・カンパネルラ
になりました。

不思議なゲームでしょ？
よく　となりのことむかいのことあたしの三人でやるの。
ニヒル君は「意味わからん。」って言ってる。
でもあたしはスゥゴク楽しい。

このゲームはむかいのこが考えたの。
『トニオ・クレーガー』っていう小説を読んだときに思いついたんだって。

あたしもいつか読もうっと。

ニヒル君　　　こだまちゃん

追記
『銀河鉄道の夜』宮沢賢治著
有名なので知っている方がほとんどだと思います。
原作は意外と長いですが読んでみると著者の繊細さと信念がよく伝わってきます。
『トニオ・クレーガー』トーマス・マン著
私はまだ読んでいません。『ヴェニスに死す』の著者です。

ここでこだまちゃんが分類したキャラクターを何人かご紹介したいと思います。教えてもらったときなるほどなぁと思いました。皆様がご存知のキャラクターだと嬉しいのですがどうでしょうか。

カンパネルラ組み

スナフキン(楽しいムーミン一家)　　　ピノコちゃん(ブラックジャック)　　　蔵馬(幽遊白書)

ジョバンニ組み

飛影(幽遊白書)　　　ブラックジャック(ブラックジャック)　　　ムーミン(楽しいムーミン一家)

☆いらしてくださった皆様へ☆
ご訪問ありがとうございます。
お忙しい方も多いと思いますのでniceやコメントは省いて下さって構いません。
一人でも多くの人に読んでいただきたいと思っています。
これからも気軽に目を通していただけたら幸いです。